AI作曲アプリおすすめ7選:日本語で歌える、残せる、続けられるで比べる

AIで歌をつくるアプリは、最初の1曲を聴くだけならどれも驚くほどよくできています。差がつくのは2曲目からです。日本語がきちんと歌われるか、気に入った曲をファイルとして手元に残せるか、料金が円でいくらで、何曲つくれるのか。この3点で比べると、選択肢はかなり絞られます。

更新日

Midhullの「今日は何をつくりますか?」画面。9つのつくり方が並んでいる

このページは、AI音楽スタジオ Midhull(ミッドハル)の編集チームが書いています。自社アプリを1位にしていますが、評価基準と配点をすべて公開し、他社の情報はすべて公式ページか日本のApp Storeで2026年10月31日に確認しました。Midhullはまだ公開前で、料金も未発表です。その点も評価に含めています。

結論:用途別のおすすめ

こんな人におすすめ理由
スマホで日本語の歌をつくり、贈ったりシェアしたりしたいMidhull日本語の歌詞をモーラ(拍)で数えて書き、9つの入り口からつくれて、1行だけ直せる。つくった歌のダウンロードがあとから制限されることはない
機能の多さとPCでの本格編集を求めるSunoブラウザのDAW「Studio」、カスタムモデル、画像や動画からの作曲まで、機能の幅がいちばん広い
権利処理の明確さを重視するElevenMusic大手レーベルや配信事業者とのライセンス契約が報じられており、有料プランで商用利用できる
安く大量につくり、声のカスタマイズもしたいMureka年額プランの単価が低く、鼻歌入力や12パートのステム分離まである
日本語の画面で気軽に試したいotojam日本の会社が運営する日本語のWebサービス。月額980円から
動画のBGMだけが欲しいSOUNDRAW日本発のインスト専門ツール。BGMとしての商用利用を前提にしたプラン構成
すでにUdioで曲をつくってきたUdio作曲と試聴は続けられるが、現在は音声のダウンロードが停止中
夜の思い出横丁を歩くカップル

7本の比較表

確認日はすべて2026年10月31日です。「記載なし」は、公式ページとストアで確認できなかった項目です。

項目MidhullSunoElevenMusicMurekaotojamSOUNDRAWUdio
iPhoneあり(公開予定)ありありありなし(Web)なし(Web)あり
Androidあり(公開予定)あり記載なし未確認なし(Web)なし(Web)なし
日本語の画面ありあり日本のストアに記載なし日本のストアに記載なしありありなし(英語のみ)
日本語で歌うあり(測定結果を公開)歌の対応言語は公式に記載なしあり(対応言語に記載)公式に記載なし日本語向けサービスボーカルなし記載なし
自分の歌詞ありありありありありなしあり
鼻歌からありありあり(ボイスメモ)あり(Pro)記載なしなしWebの上位プランのみ
写真からありあり記載なしあり記載なしなし記載なし
一部だけ作り直す1行(最初から)、1セクション(レベル5から)ありありあり(Pro)記載なし小節ごとの調整あり(Web)
パート別トラック(ステム)音量調整あり、書き出しはレベル10からあり(Pro以上)あり(有料)あり(Premierで12パート)記載なしあり(Artist Pro以上)ダウンロード停止中
ダウンロードWAV・MP3、つくった歌はあとから制限されないPro 月20曲、Premier 月60曲までMP3・WAV有料会員のみ。解約後は不可無料はMP3(60秒まで)、有料はWAVもCreatorはmp3で無制限、Artistは月10曲から停止中
商用利用個人利用は全プラン。それ以外は各歌の権利カードに明記(規約は公開時に掲載)有料プランで、許可されたダウンロード経由のみ有料プラン(映画、テレビ、ゲームは除く)有料会員明示的な許諾なし有料プランで商用、BGM、配信での収益化と案内移行期間の規約による
日本の料金(税込)公開時に発表。最初の1曲は無料Pro 1,500円、Premier 5,000円(App Store)月額1,500円、年額15,000円(App Store)Pro 月額1,500円、年額13,000円ほか(App Store)月額980円、2,980円(公式)公式ページで確認Standard 月額1,500円、Pro 月額5,000円(App Store)
日本で購入できる主なAI作曲アプリの月額料金 入門プランと上位プランの月額。Suno 1,500円と5,000円、Udio 1,500円と5,000円、Mureka 1,500円と4,500円、ElevenMusic 1,500円、otojam 980円と2,980円。 Suno1,500円5,000円 Udio1,500円5,000円 Mureka1,500円4,500円 ElevenMusic1,500円 otojam980円2,980円 入門プラン上位プラン
月額の比較(2026年10月31日確認)。Suno、Udio、Mureka、ElevenMusicは日本のApp Storeのアプリ内課金、otojamは公式の料金ページ。MurekaのPremierは4,500円と5,000円の2つが表示されており、低いほうを示しています。棒の長さは金額に比例。

入門プランの価格は、海外勢がそろって1,500円です。違いは、その1,500円で何曲を、どんな条件で手元に残せるかにあります。

聴いてみる

Porch light

ポップロック · 懐かしい

3:35

1位 Midhull:スマホで日本語の歌を、最後まで自分の手で仕上げられる

Midhullは、iPhoneとAndroid向けのAI音楽スタジオです。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、日本語、韓国語の6言語で同時に公開予定で、日本語の画面と日本語で書く歌詞を、翻訳ではなく最初から日本語で用意しています。

1位にした理由

  • 日本語の歌を、測って確かめている。 自社のサウンドエンジンのテストで、日本語の歌詞を歌わせ、音声認識で聞き取った文字と元の歌詞を比べました。文字誤り率は0.13。違いの多くは「改札」が別の漢字で書き起こされるなど表記の揺れで、抜けた行はありませんでした。曲と歌詞は下で聴けます。
  • 歌詞をモーラで数えて書く。 Midhullの作詞エンジンは、日本語の行の長さを拍(モーラ)で数え、セクションごとの目安に収めます。字余りでメロディが詰まる、という日本語の歌でいちばん多い失敗を最初から避ける設計です。
  • 9つの入り口。 言葉で、鼻歌で、歌って、歌詞を書く、写真から、誰かに贈る、リズムで、リミックス、サンプリング。思いついた形のまま始められます。
  • 1行だけ直せる。 気になる1行の書き直しや歌い直し、1セクションだけの作り直し、キーの変更(上下6半音まで)、テンポの変更(40から220BPM)、アコースティック版、ボーカルを残したままのジャンル変更。全体を作り直してまた運に任せる必要がありません。キーとテンポの変更はクリエイターレベル3、セクションの作り直しとブリッジの追加はレベル5、パート別トラックの書き出しはレベル10から使えます。レベルは、歌を保存したりチャレンジに参加したりしてたまる経験値で上がり、1行の書き直しと歌い直しは最初から使えます。
  • 残せることが、最初から決まっている。 プレビューでは残り曲数が減らず、保存した歌だけを数えます。歌詞の抜けや音切れなどが検出されたテイクは、1曲分が自動で戻ります。最初の1曲は、プランを選ぶまでスマホの中に保存されます。プランに入ったあとは、つくった歌をWAV・MP3でダウンロードでき、プランを変えてもあとから制限されることはありません。コード進行のMIDIと歌詞シートも書き出せ、パート別トラック(ステム)の書き出しはレベル10から使えます。
  • すべての歌にジャケットと歌詞動画。 写真ライブラリから、ジャンルと気分に合わせたその歌だけのジャケットがつき、歌詞は一語ずつ声に合わせて進みます。
  • 贈る機能はアプリの一部。 歌を贈られた人は、アプリもログインもなしにブラウザで開けます。

弱点として見えるところ は、まだ公開前であることと、料金が未発表であることです。料金は公開時に発表します。最初の1曲は、ウェルカム画面の中で無料でつくれます。パソコンのブラウザでつくるWeb版はなく、スマートフォンのアプリとして設計しています。

向いている人:スマホで日本語の歌をつくりたい人、誰かに歌を贈りたい人、鼻歌や歌詞から始めたい人、つくった曲をファイルで手元に残したい人。

まだ帰らないで

シティポップR&B · 深夜

1:30

「まだ帰らないで」(シティポップ寄りのR&B、女性ボーカル、95BPM)。歌詞はMidhullのチームが書いたもの。2026年10月31日のエンジンテストの出力をそのまま再生しています。

アプリでは

Midhullのスタジオで、歌詞の1行だけを選んで歌い直す画面
WAV、MP3、ステム、MIDI、歌詞シートを選べる書き出し画面

2位 Suno:機能の幅は最大。ダウンロードの上限に注意

2026年11月1日に確認した時点で、日本のApp Storeの音楽カテゴリ(無料)4位にいる、いちばん知られたAI作曲サービスです。2026年9月9日にv6系のモデルを公開し、旧モデルは順次終了としています。ブラウザで動くDAW「Studio 2.0」(Premier向け)ではMIDIやステムも扱えます。日本のApp Storeでは、Proプランが1,500円と15,000円、Premierプランが5,000円と45,000円で表示されています(月額と年額と見られます)。

よいところ

  • テキスト、歌詞、鼻歌や録音、画像や動画と、入力の種類が多い
  • 2026年版のv6は、Warner Music Group、BMG、Believeを含む業界パートナーと開発したと公式に説明
  • Web、iPhone、Androidに対応

気になるところ

  • 2026年9月3日から、ダウンロードはProが月20曲、Premierが月60曲まで。無料プランには毎月のダウンロード枠がなく、追加のダウンロードは日本のApp Storeで1回500円または800円
  • 無料プランの曲は個人の非商用利用に限られ、リミックスはどのプランでも商用利用不可
  • ユニバーサル、ソニーなどとの訴訟が続いており、ドイツのGEMAとの裁判では2026年7月31日に一審で敗訴(控訴の可能性あり)

向いている人:PCでの本格的な編集まで視野に入れ、月々のダウンロード上限を受け入れられる人。

3位 ElevenMusic:ライセンスの明確さで選ぶなら

音声AIのElevenLabsによる作曲アプリです。Merlin、Kobalt、Believe、さらに2026年9月にはユニバーサル・ミュージック・グループとのライセンス契約が報じられています。公式ページは、対応言語の例として日本語を挙げています。日本のApp Storeでは月額1,500円、年額15,000円です。

よいところ

  • 有料のセルフサービスプランで商用利用可(映画、テレビ、スタジオ制作のゲームは除く)
  • セクション単位の作り直しと、最大6パートのステム(上位プラン)
  • MP3とWAVでダウンロード

気になるところ

  • 確認できたアプリはiPhone版のみ
  • 日本のApp Storeの表記に日本語の画面はない
  • 無料プランは個人利用のみ

向いている人:仕事で使う音楽の権利関係を最優先する人。

4位 Mureka:安さと機能の多さ

App Storeの販売元はSKYWORK AI PTE LTDです。日本のApp Storeでは、Proが月額1,500円・年額13,000円、Premierが月額4,500円または5,000円、週額プランも並んでいます。公式サイトの価格表示は米ドルで、App Storeの円価格とは別です。

よいところ

  • 鼻歌入力(Pro)、画像や動画からの作曲、声のカスタマイズ
  • Premierで12パートのステム分離、MIDIとWAVの書き出し
  • 有料会員は商用利用可と公式に記載

気になるところ

  • ダウンロードは有料会員だけの機能で、解約すると聴けてもダウンロードできなくなる
  • 無料ユーザーは旧世代のモデルのみ
  • 日本語で歌えるかは公式ページに記載がない
  • 週額プランが混在していて、請求の単位を確かめる必要がある

向いている人:たくさんつくって、継続して会員でいるつもりの人。

5位 otojam:日本語の画面で気軽に

愛知県の株式会社FYNAが運営する、日本語向けのWebサービスです(2026年6月30日にベータ公開)。無料の「おためし」は1曲60秒までMP3のみ、有料は月額980円の「いつもの」と2,980円の「たっぷり」で、WAVでも保存できます。

よいところ:日本語で説明を書くだけで始められる。月額980円と手ごろ。有料プランの最安でWAVが使える。気になるところ:Web版のみで、アプリはない。ベータのため、正式版への移行時にデータがリセットされる可能性があると案内されている。規約に商用利用の明示的な許諾がない。向いている人:まずは日本語の画面で、個人的な歌を試したい人。

6位 SOUNDRAW:歌ではなくBGMが欲しいなら

「日本発祥のAI作曲ツール」と名乗る、インストゥルメンタル専門のサービスです。ボーカルや歌詞は生成せず、楽器、強弱、展開を小節ごとに調整してBGMを仕上げます。公式ページでは、Creatorプラン(mp3、ダウンロード無制限)にもArtistプランにも、商用利用、BGMとしての利用、配信での収益化が並んでいます。WAVとステムはArtistのPro以上です。

よいところ:BGMの商用利用が前提のわかりやすいプラン。上位プランでステムとWAV。気になるところ:歌はつくれない。アプリはなくWebのみ。向いている人:YouTubeや配信のBGMが目的の人。歌のBGM作りについてはAIでBGMをつくる方法も参考にしてください。

7位 Udio:つくって聴くことはできる

Uncharted Labsが提供するサービスです。2025年秋にユニバーサル、ワーナーと和解しライセンス契約を結んだ一方、公式ヘルプで「オーディオ、動画、ステムのダウンロードは無効になっています」と案内しています。Androidアプリはなく、日本のApp Storeのアプリは英語のみです。日本のApp StoreではStandardが月額1,500円、Proが月額5,000円です。

よいところ:主要レーベルとのライセンス。Webでの部分的な作り直し(インペイント)と延長。気になるところ:ファイルとして持ち出せない。iPhone版ではアップロードやインペイントが使えない。向いている人:Udioの中で聴いて楽しむ人。乗り換えを考えているならSunoの代わりになるアプリの後半でUdioについても扱っています。

評価の方法

誰のための比較か:日本に住み、スマートフォンで、歌声の入った曲をつくりたい人。

配点(編集チームの判断)

基準配点見たところ
日本語25%日本語の画面、日本語で歌えることの公式な記載や測定結果
つくり方と直し方25%入り口の数(テキスト、歌詞、鼻歌、写真など)、一部だけの作り直し、ステム
残せるもの20%ダウンロードの条件、上限、解約後の扱い、商用利用の範囲
料金のわかりやすさ15%円での価格表示、請求単位、失敗した生成の扱い
共有とつながり15%シェアの方法、コミュニティ、リミックスのクレジット

情報源:各社の公式サイト、料金ページ、ヘルプセンター、利用規約、日本のApp Store、Music Business Worldwideなどの業界メディア。確認日はすべて2026年10月31日。料金はApp Storeで表示されたアプリ内課金の金額で、Webで申し込む場合の価格は異なることがあります。

Midhullの評価について:Midhullは公開前のため、リポジトリに実装済みの機能と、自社エンジンのテスト結果(2026年10月31日)で評価しました。料金が未発表であることは「料金のわかりやすさ」で減点しています。星評価、利用者数、受賞歴などは、どのアプリについても使っていません。

更新:料金や規約が変わったら、確認日とともにこの表を更新します。

まだ帰らないでPorch light

よくある質問

無料で使えるAI作曲アプリはどれですか?

Suno、ElevenMusic、Mureka、otojam、Udioには無料プランがありますが、多くは商用利用不可、ダウンロード不可、旧モデルのみ、といった条件つきです。Midhullは無料プランを設けず、最初の1曲をウェルカム画面の中で無料でつくれます。詳しくは無料でAI作曲する前に知っておきたいことへ。

日本語の歌がいちばん自然なのは?

私たちが確認できた範囲では、日本語の歌の測定結果を公開しているのはMidhullだけです。他社は、日本語を対応言語として挙げているかどうかまでしか確認できません。歌詞の書き方で結果は大きく変わるので、日本語で歌うAI作曲のコツも読んでみてください。

つくった曲をYouTubeで使えますか?

アプリと料金プランによります。Sunoは有料プランで許可されたダウンロードのみ商用利用可、ElevenMusicは有料プランで商用可(一部の用途を除く)。日本の著作権の考え方はAI作曲と著作権にまとめました。

Midhullはいつ使えますか?

公開日はまだ決まっていません。ウェイトリストに登録すると、公開時にメールでお知らせします。

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Midhullは、もうすぐです

iPhoneとAndroid向けのアプリを仕上げています。ウェイトリストに登録すると、公開日をお知らせします。

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